Ole Wanscher Senator Teak highback chair CADO(France&son) / オーレ・ヴァンシャー セネター ハイバックチェア (生地張替前)
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1960年代以降に製造されたオーレ・ヴァンシャーのデザインによるCADO社製ビンテージの「セネター」ハイバックチェア(チーク)。
オーレ・ヴァンシャーは、デニッシュモダンの父と称されるコーア・クリントの後継者として王立芸術アカデミーの教授に就任し、数々の質の高い製品を生み出したデザイナー。
France & Son社は、オーレ・ヴァンシャー以外にも、フィン・ユールやアルネ・ヴォッター、グレーテ・ヤルクなど数々のデザイナーと多くの作品を生み出したメーカー。France & DaverkosenからFrance & Son社へと名前が変わり、1960年代半ばにPoul Cadvoius(ポール・カドヴィウス)のCADO社に買収されておりますので、50~60年程前に製造されたソファです。
無垢のチーク材にて贅沢に組まれており、思わず掴みたくなるアームの美しい形状と共に背面のシンプルなデザインも美しく、通常だと背面から見えてしまう座面クッションのファスナーは大きく取られたフレームで隠れますので、より美しく設置して頂けます。
座と背のクッションは、ウェグナーなどのソファと同じようにスプリングが内包され弾力性と適度な硬さが有り、傾斜もきつくないので快適な座り心地。
現状、背もたれとヘッドレストはウレタン交換前の状態ですがご注文を頂いた後に交換を致します。
また、座面ウレタンは全交換を行い、高密度なウレタンと硬さの異なるウレタンを組み合わせた上に、さらにもう一工夫を行いバネ内部に詰め物をして、より硬めに調整を致しました。
座った際のバネの当たりを抑えながら極端にお尻が落ちたり、深く沈みこまない様にしながら調整を行っておりますので、オリジナルの状態や、オリジナルの仕様のままでウレタンを交換した柔らかい座り心地や、バネの無いウレタンだけの硬い座り心地とは異なる、硬さがありながらもバネの良さも活かした快適な座り心地に仕上げており、座面の厚みを抑えつつ座り心地を良くしておりますので、見た目も美しく仕上がっております。
座面クッション下のフラットバネカバーも交換済みです。
単純な交換ではなく、座り心地が良くなるように、こちらの部分にも工夫を行い張替を行いました。
*乾拭き・水拭きにて、毎日のお手入れをして頂けるように仕上げております。
(日々のお手入れでオイルを塗り重ねる必要はありません)
*ビンテージ商品のご購入の注意点とお届けまでの流れについて。
こちらのヒビに関しては、基本的な構造としてフレームサイドからネジを差し込んで、木部内部に埋め込まれた受け手の金具で受けて固定する作りですが、受け手の金具に木が耐えられずにヒビが発生していましたので、ヒビ部分に負荷が関与しない様に、受け手の金具を取り除いてから内部に彫り込みを入れて木を埋め込んでから受け手の金具を取り付ける事によってヒビに負荷が掛からない様に加工しています。
こちらは外からは見えない木部内部で加工を行っており、クッションを置くとヒビも見えなくなります。
*こちらの商品はメンテナンス時に塗装を全て落した際に製造当時に塗装で隠されていた細かい補修跡が多数出てまいりました。
その為、各所に加工や見えない部分に補強を行い丁寧に綺麗に致しましたので綺麗な状態に仕上がっておりますが、補修跡が御座いますのでスペシャルプライスにて販売を致しました。
製造時に入れられた補強で使用されて既に60年の年月が経っており、さらに当店でも補強を致しましたので問題なくお使い頂けますが、(普段からお願いをしている内容では御座いますが)今回は特に、アームの上に座ったりソファの座面に立ち上がったり、通常とは違う座り方など極端な負荷を掛けない様に優しくお使いください。
また、下記以外にも補足しきれない細かい補修跡が御座います。